地球の未来を考える
統合型リゾートが取り組むべきサステナビリティとは?
現在、新型コロナウイルスの感染拡大によって、人々の生活だけでなく、企業にも大きな影響が出始め、多くの企業が、より持続可能で長期的な危機にも耐えうる事業モデルを構築する必要に迫られています。GEGでは、これまで環境に配慮した持続可能な事業を展開するため、様々な取り組みを行ってきました。コロナ禍でサステナビリティの重要性は増していると考えており、今後も活動を継続しながらその内容を本ニュースレターにてご紹介する予定です。
今回は中でも、GEGの環境保全活動をご紹介し、エネルギーや水資源の効率的な利用に関する取り組みについてご報告いたします。弊社は、ビジネスの初期段階から、省エネルギーの重要性を認識し、環境負荷の低減、コストの削減、パフォーマンスの向上を目指し、スマートエネルギーに関するイニシアティブなどを展開してきました。
環境負荷の低減のため、GEGは電動バスを導入し、ディーゼルバスの廃止に努めている
例えば、持続可能な開発戦略のひとつとして、電気自動車の導入があげられます。GEGは、社員向けシャトルバスを8路線、公共用シャトルバスを9路線、1日に合計で100本以上のバスを運行しています。電動バスはエネルギー効率に優れ、排気ガスゼロ、低騒音という利点があり、大気汚染や騒音の低減に貢献することができます。GEGは現在、ディーゼルバスを3年以内に段階的に廃止することを目指しています。
水の消費量を削減するために、節水型の手洗いスタンドを設置
水の保全や節水については、多くの工程を見直し、水の消費量を削減することにより、水道水源を保護するよう取り組んでいます。例えば、無燐洗剤や環境認証を取得した製品など環境に優しい洗浄剤を使用する、節水型シャワーヘッドや水栓を設置する、定期的な漏水チェックを行うなどを徹底しています。また飲食部門では、大量の水を出したまま洗い流すのではなく、浸すことで食器や野菜を洗って節水に努め、プラスチック製品の使用を削減することにより、プラスチックゴミ削減に努めています。
従業員やその家族を対象に、環境保全の啓蒙活動や各種イベントを実施
この他に、GEGは環境に配慮した持続可能な取り組みを伝えるためのセミナーやワークショップを従業員や地域社会向けに開催しており、エコ活動への協力を呼びかけています。日本においても、マカオやモナコでの経験を活かし、地域との連携を強化し、持続可能な統合型リゾートを実現したいと考えています。