ギャラクシー・エンターテインメント・グループ、2018年第4四半期および通期業績を発表
【2019年2月28日、東京発】 – ギャラクシー・エンターテインメント・グループ(略称:GEG、香港証券取引所証券コード:27)は、2018年12月31日までの3か月および12か月の業績を発表しました。(金額は特に明記がない限りすべて香港ドル建て)
2018年第4四半期および通期業績のハイライト
GEGのハイライト:ギャラクシー・マカオとスターワールド・マカオへの15億香港ドルの施設拡張計画を実施し、堅固な実績を達成
- 通期のグループの純売上高*は552億香港ドル(前年比14%増)
- 通期のグループの調整後EBITDAは169億香港ドル(前年比19%増)
- 通期の株主に帰属する純利益(「NPAS」)は経常外費用6億香港ドルを含めて135億香港ドル(前年比29%増)
- 通期の調整後NPASは一過性の課金を調整後141億香港ドル(前年比28%増)
- 第4四半期のグループの純売上高*は142億香港ドル(前年同期比2%増、前四半期比9%増)
- 第4四半期のグループの調整後EBITDAは43億香港ドル(前年同期比4%増、前四半期比12%増)
- プラス要因により第4四半期の調整後EBITDAは約7,700万香港ドル増加、平準化調整後EBITDAは43億香港ドル(前年同期比4%増、前四半期比1%増)
ギャラクシー・マカオのハイライト:マスビジネスとノンゲーミング分野による継続的な堅固な実績
- 通期の純売上高*は395億香港ドル(前年比14%増)
- 通期の調整後EBITDAは129億香港ドル(前年比16%増)
- 第4四半期の純売上高*は104億香港ドル(前年同期比2%増、前四半期比11%増)
- 第4四半期の調整後EBITDAは34億香港ドル(前年同期比2%増、前四半期比16%増)
- プラス要因により第4四半期の調整後EBITDAは約1億9100万香港ドル増加、平準化調整後EBITDAは32億香港ドル(前年同期比1%増、前四半期比1%減)
- 第4四半期の5つのホテルの客室稼働率は100%
スターワールド・マカオのハイライト:マスビジネスにより継続的な堅固な実績
- 通期の純売上高*は122億香港ドル(前年比18%増)
- 通期の調整後EBITDAは38億香港ドル(前年比28%増)
- 第4四半期の純売上高*は30億香港ドル(前年同期比12%増、前四半期比2%増)
- 第4四半期の調整後EBITDAは8億9300万香港ドル(前年同期比19%増、前四半期比4%減)
- マイナス要因により第4四半期の調整後EBITDAは約1億1500万香港ドル減少、平準化調整後EBITDAは10億香港ドル(前年同期比18%増、前四半期比8%増)
- 第4四半期のホテルの客室稼働率は100%
ブロードウェイ・マカオのハイライト:ユニークなファミリー向けリゾート、マカオの中小企業による支援
- 通期の純売上高*は5億6200万香港ドル(前年比9%増)
- 通期の調整後EBITDAは3200万香港ドル(2017年通期は1,000万香港ドル)
- 第4四半期の純売上高*は1億4400万香港ドル(前年同期比1%減、前四半期比1%減)
- 第4四半期の調整後EBITDAは800万香港ドル(2017年第4四半期は700万香港ドル、2018年第3四半期は900万香港ドル)
- プラス要因により第4四半期の調整後EBITDAは約100万香港ドル増加、平準化調整後EBITDAは700万香港ドル(2017年第4四半期は300万香港ドル、2018年第3四半期は1,300万香港ドル)
- 第4四半期のホテルの客室稼働率は98%
バランスシート:健全なバランスシート
- 現金および流動性のある投資は458億香港ドル、ネットキャッシュは2018年12月31日時点で370億香港ドル
- 2018年12月31日時点での負債は、主に現在の収益管理戦略が反映され、88億香港ドル
- 2回の特別配当を実施:2018年4月27日に1株あたり0.41香港ドル、2018年10月26日に1株あたり0.50香港ドル
- 1株あたり0.45香港ドルの特別配当を2019年4月26日前後に再び実施することを発表
開発に関する最新情報:開発機会を引き続き探索中
- コタイ地区のギャラクシー・マカオ™の第3および第4フェーズの開発は、ノンゲーミング事業のMICEやエンターテインメント、ファミリー向け施設を中心に、一部のゲーミング施設も含めて進行中
- 横琴島 – 当社のマカオの旗艦エンターテインメントリゾートであるギャラクシー・マカオ™を補完する形で、建物の配置にゆとりを持たせた統合型リゾート開発に向けて計画が進行中
- 国際事業の展開 – 日本を含む海外市場で機会を引き続き探索
GEG会長ルイ・チェ・ウー博士は次のように述べています。
「2018年度の第4四半期および通期について決算の最新状況をご報告できることをうれしく思います。GEGは引き続きビジネスの全セグメントに積極的に取り組み、特にマスビジネスに注力していきます。また、リソースを引き続き最も効果的に利用できるよう配置していきます。当社の取り組みは、169億香港ドルという通期の調整後EBITDAに反映されています。マカオおよび地域で競合各社の開業や、消費者心理に影響を与える地政学的および経済的問題が多くあったにもかかわらず、このような業績を達成できました。当社のキャッシュおよび流動性のある投資は458億香港ドル、ネットキャッシュは370億香港ドルでした。2018年には、はウィン・リゾーツの株式の約4.9%取得によるマイノリティ出資を行いました。
今年も、1株あたり0.45香港ドルの特別配当を2019年4月26日前後に再び実施すると発表できることを嬉しく思っています。なおグループとして、2018年には2度の特別配当(1株あたり0.41香港ドルおよび0.50香港ドル)を実施することができました。当社はマカオでの開発計画と海外への事業拡張の両方に引き続き重点を置いていきます。
マカオは、2018年9月に強い台風に再び見舞われており、カジノは短期間ではありますが、営業停止を初めて行いました。マカオ政府による慎重な計画により、マカオや施設への被害は最小限であり、人的被害もわずかなものにとどまりました。
最後に、献身的に働く当社のチームメンバー全員に、心からの感謝を伝えたいと思います。彼らの活躍がなければ、このような好業績の達成はなかったでしょう。当社のチームメンバーは、これからもすばらしいカスタマーエクスペリエンスと『ワールドクラス、アジアのおもてなし』を基本とするサービスを日々提供していきます。」
マカオ市場の概況
「2018年は一年間通じて投資家心理は不安定に揺れ動きました。これは、世界的な貿易摩擦、中国経済の減速、金利上昇、通貨変動といった多くの地政学的および経済的問題、さらにはまもなく導入される喫煙規制などの結果です。それにもかかわらず、2018年通期のGGRは、2,940億香港ドルでした(前年比14%増)。2018年第4四半期のGGRは765億香港ドルでした(前年同期比9%増、前四半期比7%増)。
2018年のマカオへの訪問者数は前年比10%増の3,580万人で、そのうち中国本土からの訪問者数は前年比14%増という、より高い増加率となりました。訪問者数全体のうち宿泊客は52%を占めており、宿泊客の平均滞在日数は前年より0.1日増えて2.2日となりました。これは、広深港高速鉄道と港珠澳大橋の開通を含むインフラの向上と、中国本土住民がマカオへのビザ発給手続きがより緩和されたことが、2018年の訪問者数の増加につながりました。
2018年度の会計基準の変更について
香港公認会計士協会(HKICPA)に従い、GEGは2018年1月1日より、ゲーミング事業の売上高の報告に新たな会計基準を採用しました。GEGに義務付けられた最初の通期の決算報告期間は、2018年12月31日に終了する12か月間です。この会計基準による主な変更点は、手数料と奨励金をゲーミング事業による純売上高から差し引いたものをゲーミングの純売上高とすることです。GEGはまた、ゲーミング客に提供するすべての無料サービスを市場価格で報告することになりました。2017年の収益の比較数値は、現行期間の表記に合わせるために修正されています。
つまり、会計基準の変更により、報告済みのゲーミングの売上高は減少し、調整後EBITDAマージンは増加することになります。また、ホテルおよび飲食部門などノンゲーミングの売上高は増加します。調整EBITDAまたはNPASに変更はありません。
GEG決算の状況
2018年通期
2018年のグループの純売上高は552億香港ドル(前年比14%増)で、調整後EBITDAは169億(前年比19%増)となりました。株主に帰属する純利益は135億香港ドル(前年比29%増)となりました。ギャラクシー・マカオ™の調整後EBITDAは129億香港ドル(前年比16%増)でした。スターワールド・マカオの調整後EBITDAは38億香港ドル(前年比28%増)となりました。ブロードウェイ・マカオ™の調整後EBITDAは3200万香港ドルで、これに対し2017年は1,000万香港ドルでした。
2018年、GEGはゲーミング事業でのマイナス要因により、調整後EBITDAが約4億8400万香港ドル減少しました。2018年の平準化調整後EBITDAは173億香港ドル(前年比22%増)となりました。
グループ全体のGGRは、2018年の会計ベース※1で672億香港ドル(前年比16%増)となりました。マステーブルのGGRは275億香港ドル(前年比14%増)でした。VIPのGGRは373億香港ドル(前年比18%増)となりました。電子ゲーミングのGGRは25億香港ドル(前年比15%増)でした。
グループの主な財務データ
2017年通期(変更後) | 2018年通期 | |
---|---|---|
売上高: | ||
ネットゲーミング | 40,624 | 47,025 |
ノンゲーミング | 4,949 | 5,298 |
建設資材 | 3,067 | 2,888 |
全純売上高※2 | 48,640 | 55,211 |
調整後EBITDA | 14,147 | 16,857 |
ゲーミングの実績※3
2017年通期 | 2018年通期 | |
---|---|---|
売上高: | ||
ローリングチップ売上高 | 912,147 | 1,103,107 |
ウィンレート % | 3.5% | 3.4% |
勝ち金 | 31,600 | 37,250 |
マステーブルドロップ※4 | 100,252 | 119,657 |
ウィンレート% | 24.1% | 23.0% |
勝ち金 | 24,208 | 27,487 |
電子ゲーミング売り上げ | 61,847 | 72,461 |
ウィンレート% | 3.5% | 3.4% |
勝ち金 | 2,161 | 2,476 |
全GGR 勝ち金※5 | 57,969 | 67,213 |
バランスシート、資金管理と特別配当
2018年12月31日の時点で、現金および流動性のある投資が458億香港ドル、ネットキャッシュは370億香港ドルです。2018年12月31日時点での負債総額は、88億香港ドルとなりました。これは主に継続的な資金管理によるもので、現金資産への利息収入は借入れコストを上回っています。バランスシートと事業運営が生み出すキャッシュフローが、配当による株主への還元に加えてマカオの開発パイプラインと国際的な事業展開計画への資金投入を可能にしています。
2018年、GEGは2回の特別配当(4月27日と10月26日にそれぞれ1株あたり0.41香港ドルと0.50香港ドル)を通じて株主還元を行いました。グループは、2019年4月26日前後に1株あたり0.45香港ドルの特別配当を実施すると発表しました。
2018年第4四半期
2018年第4四半期のグループの純売上高は、142億香港ドル(前年同期比2%増、前四半期比9%増)、調整後EBITDAは43億香港ドル(前年同期比4%増、前四半期比12%増)、ギャラクシー・マカオ™の調整後EBITDAは34億香港ドル(前年同期比2%増、前四半期比16%増)となりました。スターワールド・マカオの調整後EBITDAは8億9300万香港ドル(前年同期比19%増、前四半期比4%減)となりました。ブロードウェイ・マカオ™の調整後EBITDAはX万香港ドル(2018年第3四半期は900万香港ドル、2017年第4四半期は700万香港ドル)でした。
2018年第4四半期、GEGの調整後EBITDAは、ゲーミング事業でのプラス要因により約7700万香港ドル増加しました。平準化調整後EBITDAは43億香港ドル(前年同期比4%増、前四半期比1%増)でした。
グループ全体のGGRは、2018年第4四半期の会計ベース※6で170億香港ドル(前年同期比2%増、前四半期比8%増)となりました。マステーブルのGGRは73億香港ドル(前年同期比10%増、前四半期比11%増)でした。VIPのGGRは90億香港ドル(前年同期比5%減、前四半期比5%増)でした。電子ゲーミングのGGRは6億8100万香港ドル(前年同期比24%増、前四半期比10%増)でした。
グループ 主要な財務データ
2017年第4四半期 (変更後) | 2018年第3四半期 | 2018年第4四半期 | 2017年通期 (変更後) | 2018年通期 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高: | |||||
ネットゲーミング | 11,630 | 11,068 | 12,138 | 40,624 | 47,025 |
ノンゲーミング | 1,319 | 1,358 | 1,369 | 4,949 | 5,298 |
建設資材 | 921 | 569 | 651 | 3,067 | 2,888 |
全純売上高※7 | 13,870 | 12,995 | 14,158 | 48,640 | 55,211 |
調整後EBITDA | 4,159 | 3,879 | 4,333 | 14,147 | 16,857 |
ゲーミングの実績※8
2017年第4四半期 | 2018年第3四半期 | 2018年第4四半期 | 2017年通期 | 2018年通期 | |
---|---|---|---|---|---|
ローリングチップ売上高 | 280,698 | 264,491 | 260,505 | 912,147 | 1,103,107 |
ウィンレート% | 3.4% | 3.3% | 3.5% | 3.5% | 3.4% |
勝ち金 | 9,481 | 8,604 | 9,034 | 31,600 | 37,250 |
マステーブルドロップ※9 | 27,375 | 29,923 | 31,571 | 100,252 | 119,657 |
ウィンレート% | 24.3% | 22.1% | 23.2% | 24.1% | 23.0% |
勝ち金 | 6,655 | 6,609 | 7,328 | 24,208 | 27,487 |
電子ゲーミング売り上げ | 15,936 | 18,202 | 18,191 | 61,847 | 72,461 |
ウィンレート% | 3.5% | 3.4% | 3.7% | 3.5% | 3.4% |
勝ち金 | 551 | 621 | 681 | 2,161 | 2,476 |
全GGR 勝ち金 | 16,687 | 15,834 | 17,043 | 57,969 | 67,213 |
ギャラクシー・マカオ™
ギャラクシー・マカオ™はグループの売上高、収益面で中心的な役割を担っています。通期のグループの純売上高は395億億香港ドル(前年比14%増)となりました。調整後EBITDAは129億香港ドル(前年比16%増)でした。調整後EBITDAマージンは香港財務報告基準で33%(2017年は32%)となりました。
ゲーミング事業でのマイナス要因により、調整後EBITDAは2018年に約4億3400万香港ドル減少しました。平準化調整後EBITDAは133億香港ドル(前年比19%増)となりました。
2018年第4四半期の純売上高は104億香港ドル(前年同期比2%増、前四半期比11%増)となりました。第4四半期の調整後EBITDAは340億香港ドル(前年同期比2%増、前四半期比16%増)でした。調整後EBITDAマージンは香港財務報告基準で33%(2017年第4四半期は33%)となりました。
ゲーミング事業でのプラス要因により、2018年第4四半期の調整後EBITDAは約1億9100万香港ドルの増加となりました。第4四半期の平準化調整後EBITDAは32億香港ドル(前年同期比1%増、前四半期比1%減)となりました。
2018年通期および第4四半期の5つのホテルを合わせた客室稼働率は好調に推移し、ともに実質上100%でした。
ギャラクシー・マカオ™
2017年第4四半期 (変更後) | 2018年第3四半期 | 2018年第4四半期 | 2017年通期 (変更後) | 2018年通期 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高: | |||||
ネットゲーミング | 9,001 | 8,181 | 9,201 | 30,498 | 34,983 |
ホテル/飲食/その他 | 864 | 888 | 858 | 3,281 | 3,385 |
ショッピングモール | 250 | 268 | 302 | 906 | 1,123 |
全売上高※10 | 10,115 | 9,337 | 10,361 | 34,685 | 39,491 |
調整後EBITDA | 3,357 | 2,957 | 3,433 | 11,130 | 12,871 |
調整後 EBITDA マージン % | 33% | 32% | 33% | 32% | 33% |
ゲーミングの実績※11
2017年第4四半期 | 2018年第3四半期 | 2018年第4四半期 | 2017年通期 | 2018年通期 | |
---|---|---|---|---|---|
ローリングチップ売上高 | 191,995 | 189,607 | 172,378 | 621,525 | 775,429 |
ウィンレート% | 3.8% | 3.4% | 3.8% | 3.7% | 3.5% |
勝ち金 | 7,263 | 6,354 | 6,612 | 23,060 | 27,423 |
マステーブルドロップ※12 | 16,135 | 17,650 | 18,593 | 59,041 | 70,286 |
ウィンレート% | 29.0% | 25.1% | 27.8% | 28.2% | 26.7% |
勝ち金 | 4,682 | 4,434 | 5,178 | 16,664 | 18,746 |
電子ゲーミング売り上げ | 11,782 | 13,026 | 12,851 | 46,062 | 52,778 |
ウィンレート% | 4.0% | 4.0% | 4.5% | 4.0% | 3.9% |
勝ち金 | 467 | 527 | 573 | 1,842 | 2,082 |
全GGR 勝ち金 | 12,412 | 11,315 | 12,363 | 41,566 | 48,251 |
スターワールド・マカオ
スターワールド・マカオの通期の純売上高は122億香港ドル(前年比18%増)となりました。調整後EBITDAは38億香港ドル(前年比28%増)でした。調整後EBITDAマージンは香港財務報告基準で31%に増加(2017年は29%)しました。
ゲーミング事業でのマイナス要因により、調整後EBITDAは2018年に約480万香港ドル減少、平準化調整後EBITDAは39億香港ドル(前年比30%増)となりました。
2018年第4四半期の純売上高は30億香港ドル(前年同期比12%増、前四半期比2%増)となりました。調整後EBITDAは8億9300万香港ドル(前年同期比19%増、前四半期比4%減)でした。調整後EBITDAマージンは香港財務報告基準で30%に増加(2017年は28%)しました。
ゲーミング事業でのマイナス要因により、2018年第4四半期の調整後EBITDAは約1億1500万香港ドルの減少となりました。第4四半期の平準化調整後EBITDAは10億香港ドル(前年同期比18%増、前四半期比8%増)となりました。
ホテルの客室稼働率は2018年通期、第4四半期ともに100%でした。
スターワールド・マカオ主要財務データ
2017年第4四半期 (変更後) | 2018年第3四半期 | 2018年第4四半期 | 2017年通期 (変更後) | 2018年通期 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高: | |||||
ネットゲーミング | 2,524 | 2,794 | 2,839 | 9,758 | 11,659 |
ホテル/飲食/その他 | 122 | 110 | 121 | 461 | 449 |
ショッピングモール | 13 | 12 | 13 | 48 | 51 |
全売上高※13 | 2,659 | 2,916 | 2,973 | 10,267 | 12,159 |
調整後EBITDA | 751 | 927 | 893 | 2,966 | 3,810 |
調整後 EBITDA マージン % | 28% | 32% | 30% | 29% | 31% |
ゲーミングの実績※14
2017年第4四半期 | 2018年第3四半期 | 2018年第4四半期 | 2017年通期 | 2018年通期 | |
---|---|---|---|---|---|
ローリングチップ売上高 | 85,920 | 73,750 | 87,317 | 278,575 | 323,063 |
ウィンレート% | 2.5% | 3.0% | 2.7% | 2.9% | 3.0% |
勝ち金 | 2,116 | 2,191 | 2,386 | 8,213 | 9,654 |
マステーブルドロップ※15 | 8,201 | 9,062 | 9,620 | 29,509 | 36,375 |
ウィンレート% | 17.9% | 18.5% | 16.9% | 19.0% | 18.5% |
勝ち金 | 1,467 | 1,680 | 1,630 | 5,609 | 6,723 |
電子ゲーミング売り上げ | 1,640 | 1,945 | 2,010 | 6,472 | 7,585 |
ウィンレート% | 2.1% | 2.1% | 2.1% | 2.3% | 2.3% |
勝ち金 | 35 | 41 | 42 | 146 | 172 |
全GGR 勝ち金 | 3,618 | 3,912 | 4,058 | 13,968 | 16,549 |
ブロードウェイ・マカオ™
ブロードウェイ・マカオ™は、マカオの地元中小企業のサポートを受けて運営しています。ストリートエンターテインメントと食事を楽しめる、他にはないユニークなファミリー向けリゾート施設であるため、VIPゲーミングは備えていません。2018年通期の純売上高は5億6200万香港ドル(前年比9%増)、調整後EBITDAは3200万香港ドル(2017年は1,000万香港ドル)となりました。調整後EBITDAマージンは香港財務報告基準で6%(2017年は2%)です。
ゲーミング事業でのマイナス要因により、調整後EBITDAは2018年に約200万香港ドル減少しました。平準化調整後EBITDAは3400万香港ドル(2017年は1,200万香港ドル)です。
2018年第4四半期の純売上高は1億4400万香港ドル(前年同期比1%減、前四半期比1%減)、調整後EBITDAは800万香港ドルとなりました。これに対して前年同期は700万香港ドル、2018年第3四半期は900万香港ドルでした。調整後EBITDAマージンは香港財務報告基準で6%(2017年第4四半期は5%)です。
ゲーミング事業でのプラス要因により、2018年第4四半期の調整後EBITDAは約100万香港ドルの増加となりました。第4四半期の平準化調整後EBITDAは700万香港ドルとなりました。これに対して前年は300万香港ドル、2018年第3四半期は1,300万香港ドルでした。客室稼働率は2018年通期が97%、第4四半期が98%でした。
ブロードウェイ・マカオ™主要財務データ
2017年第4四半期 (変更後) | 2018年第3四半期 | 2018年第4四半期 | 2017年通期 (変更後) | 2018年通期 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高: | |||||
ネットゲーミング | 75 | 65 | 69 | 258 | 272 |
ホテル/飲食/その他 | 60 | 69 | 63 | 216 | 246 |
ショッピングモール | 11 | 11 | 12 | 40 | 44 |
全売上高※16 | 146 | 145 | 144 | 514 | 562 |
調整後EBITDA | 7 | 9 | 8 | 10 | 32 |
調整後 EBITDA マージン % | 5% | 6% | 6% | 2% | 6% |
ゲーミングの実績※17
2017年第4四半期 | 2018年第3四半期 | 2018年第4四半期 | 2017年通期 | 2018年通期 | |
---|---|---|---|---|---|
マステーブルドロップ※18 | 377 | 368 | 346 | 1,456 | 1,404 |
ウィンレート% | 19.7% | 16.9% | 18.9% | 18.0% | 18.4% |
勝ち金 | 75 | 62 | 65 | 262 | 259 |
電子ゲーミング売り上げ | 327 | 509 | 574 | 1,019 | 2,008 |
ウィンレート% | 2.7% | 2.1% | 2.3% | 3.0% | 2.3% |
勝ち金 | 9 | 11 | 13 | 31 | 46 |
全GGR 勝ち金 | 84 | 73 | 78 | 293 | 305 |
シティ・クラブ
EBITDAは1億1100万香港ドル(2017年は1億700万香港ドル)とグループの業績に貢献しました。2018年第4四半期の調整後EBITDAは2900万香港ドル(前年同期比で横ばい、前四半期比4%増)です。
シティ・クラブ 主要財務データ
2017年第4四半期 | 2018年第3四半期 | 2018年第4四半期 | 2017年通期 | 2018年通期 | |
---|---|---|---|---|---|
調整後EBITDA | 29 | 28 | 29 | 107 | 111 |
ゲーミングの実績※19
2017年第4四半期 | 2018年第3四半期 | 2018年第4四半期 | 2017年通期 | 2018年通期 | |
---|---|---|---|---|---|
ローリングチップ売上高 | 2,783 | 1,134 | 810 | 12,047 | 4,615 |
ウィンレート% | 3.7% | 5.2% | 4.4% | 2.7% | 3.7% |
勝ち金 | 102 | 59 | 36 | 327 | 173 |
マステーブルドロップ※20 | 2,662 | 2,843 | 3,012 | 10,246 | 11,592 |
ウィンレート% | 16.2% | 15.2% | 15.1% | 16.3% | 15.2% |
勝ち金 | 431 | 432 | 455 | 1,673 | 1,759 |
電子ゲーミング売り上げ | 2,178 | 2,722 | 2,756 | 8,294 | 10,090 |
ウィンレート% | 1.8% | 1.6% | 1.9% | 1.7% | 1.7% |
勝ち金 | 40 | 42 | 53 | 142 | 176 |
全GGR 勝ち金 | 573 | 533 | 544 | 2,142 | 2,108 |
建設資材部門
建設資材部門の2018年通期の調整後EBITDAは9億4000万香港ドル(前年比26%増)となりました。第4四半期の調整後EBITDAは2億500万香港ドル(前年同期比13%減、前四半期比4増)でした。
開発に関する最新情報
ギャラクシー・マカオ およびスターワールド・マカオ
より魅力的な施設とするために、ギャラクシー・マカオとスターワールド・マカオの拡張工事に15億香港ドルを投じています。このプログラムは、施設の増強だけでなく、第3および第4フェーズの開発へつなげていくものです。
ギャラクシー・マカオ 「次の開発段階」
GEGは長期的成長の実現に向けて独自のポジションを確立しています。当社は、家族向けや最高級の客室を含む4,500室のホテル、約3万8000平方メートルのMICEスペース、16,000人を収容できる5万6000平方メートルの多目的アリーナ、飲食店、小売店、カジノなどを中心とする、ギャラクシー・マカオの第3および第4フェーズの計画を継続して進めています。将来の開発計画は改めて発表します。
横琴島
横琴島プロジェクトのコンセプトプランが進行中です。横琴島で建物の配置にゆとりを持たせたリゾート開発を進めることは、ギャラクシー・マカオを補完することとなります。
国際事業展開
2018年7月20日、日本の国会では統合型リゾート(IR)実施法案が可決されました。私たちは同法案の可決を非常に歓迎しています。日本は、長期的に見て大きな成長機会があり、当社のマカオおよびその他の国際的な事業展開計画を補完することになるでしょう。モナコ公国のモンテカルロSBMおよび日本のパートナーと共に、ワールドクラスのIRである当社ブランドを日本で展開できることを楽しみにしています。
2018年の主な受賞
GEG
Award | Presenter |
---|---|
|
Asiamoney |
|
Institutional Investor Magazine – 2018 All Asia Executive Team Survey |
|
Sina |
|
Hong Kong Investor Relations Association |
|
QQ.com x Finet |
|
Mirror Post |
Galaxy Macau™
Award | Presenter |
---|---|
|
11th International Gaming Awards |
|
The 25th World Travel Awards |
|
APAC Hong Kong Business Awards 2018 |
|
G2E Asia Awards |
StarWorld Macau
Award | Presenter |
---|---|
|
The 18th Golden Horse Awards of China Hotel |
|
The 13th International Hotel Platinum Award |
Broadway Macau™
Award | Presenter |
---|---|
|
Macau Business Magazine |
Construction Materials Division
Award | Presenter |
---|---|
|
The Hong Kong Council of Social Service |
|
Hong Kong ESG Reporting Awards |
|
Environmental Campaign Committee |
|
Occupational Safety and Health Council |
|
Business Environment Council |
|
World Green Organization |
|
Labour and Welfare Bureau – Community Investment & Inclusion Fund |
展望
2019年、GEGは引き続き事業の全セグメントに積極的に取り組み、特にマスビジネスに注力していきます。また、当社の持つリソースを最大限に活用できるように配置していきます。
当社は、健全なバランスシートと潤沢なキャッシュフローにより、特別配当を通じた株主への還元に加えて、地元の開発パイプラインおよび国際的な事業展開の機会に資金を投入することが可能となっています。
中国本土には、レジャー、観光および旅行への莫大な需要があります。GEGは、コタイ地区のギャラクシー・マカオの第3および第4フェーズを含むマカオ最大の開発パイプラインを有し、今後の成長機会から利益を得る強い立場にあります。
また当社は、中国政府のグレーターベイエリアの統合計画がマカオ、香港および広東省南部の9市における人、ロジスティクスおよび資本の流れをさらに促進するものと確信しています。GEGは、横琴島の開発計画を含むリゾートポートフォリオの競争力を強化することで、この統合計画を引き続き支援すると同時に活用していきます。
当社はインフラの継続的な向上にも期待しています。2018年の広深港高速鉄道と港珠澳大橋の開通により、中国および世界からの旅行客にとってマカオは一段と魅力的で訪問しやすい目的地となるでしょう。また、2019年の後半にタイパ区間の開業が予定されているライトレールトランジット(LRT)も、マカオ内での移動がより簡単なものとすることでしょう。
2019年は、消費者心理に影響をおよぼしかねない地政学的および経済的問題があるといわれていますが、最近の米中間の貿易に関する協議により、将来を楽観視しています。
当社は、マカオ市場全般、特にGEGに対しては引き続き長期的に強気の展望を持っています。当社はマカオ返還20周年記念を心待ちにしており、今後も中国政府によるグレーターベイエリア構想を支持していく所存です。GEGは、マカオの経済的多様性に投資し、世界の観光やレジャーの中心地になるというマカオ政府の構想への支援に注力していく所存です。
– 以上 –