モンテカルロSBMの持続可能なシーフード消費プログラムへの取り組み
2020年8月、「ミスター・グッドフィッシュ」とのパートナーシップを締結
モナコ公国のモンテカルロSBM(以下SBM)を代表するホテル、オテル・ドゥ・パリ・モンテカルロでは、このほど、水産資源の持続可能な消費プログラムを推奨する「ミスター・グッドフィッシュ」とのパートナーシップを、モナコ大公アルベール2世財団とともに締結しました。
「ミスター・グッドフィッシュ」プログラムは、海洋資源の保全を促進するNPO、「ワールド・オーシャン・ネットワーク」のもと、フランス、イタリアおよびスペインにおいて2010年に始まった啓発運動です。多くの魚種が過度に消費され、絶滅の危機に瀕している中で、水産資源の持続可能な消費および保護管理を促進することを目的としています。これまでに、漁業関係者、卸売業者、水産物販売者、飲食店から一般消費者までを対象に、様々な啓発活動を行ってきました。
モンテカルロSBMでは、「ミスター・グッドフィッシュ」のプログラムを2015年からオテル・エルミタージュ・モンテカルロに、2016年からモンテカルロ・ベイホテル&レストランとテルムマラン・モンテカルロに、2019年からカフェ・ドゥ・パリ・モンテカルロに導入してきました。今回のパートナーシップにより、オテル・ドゥ・パリ・モンテカルロ内の全レストランにおいて、「ミスター・グッドフィッシュ」プログラムの推奨リストにある魚料理のメニューを提供し、水産資源についての啓発活動が行われます。
SBMでは以前から独自のサスティナビリティ指針を設けるなど環境保全活動に力を入れてきました。2018年には国家エネルギー移行協定に加盟し、エネルギー移行において重要な課題となる、ゴミ・廃棄物処理、交通・運送、そしてお客様に対する啓発活動について取り組むことを約束しています。今回の活動も、SBMが積極的に進めている環境に配慮した持続可能な事業運営への取り組みの一環として実施しました。
モナコ公国では、モナコ大公アルベール2世財団を創立以来、マグロなどの絶滅危機にある海洋生物の保護に積極的に取り組んでおり、2013年からは、地中海地域における「ミスター・グッドフィッシュ」プログラム促進のためのコーディネート活動を行ってきました。SBMは、モナコ公国の取り組みに協力し、持続可能で責任ある統合型リゾート運営を行っています。
GEGも、パートナーであるSBMとビジネス哲学を共有し、良き企業市民として、広範囲にわたる環境問題や持続可能性の課題に対応し、地域社会と環境を保護することに尽力しています。持続可能な社会を構築するために、エネルギーや水の消費削減、持続可能な食料消費により環境への影響を減らし、サステナブルな統合型リゾート運営を実現していきたいと考えています。