GEG 高齢者向けの防災対策を支援
マカオでは、日本と同様に高齢化が急速に進んでいます。20年前と比べマカオの高齢者人口は約2倍に増え、社会福祉関連の歳出が15倍に膨れ上がり、現在マカオ政府は「高齢者サービス10年行動プラン」や「リハビリテーションサービス10年プラン」を推進しています。ビジネスの成功を地域へ還元することを経営理念のひとつとしているギャラクシー・エンターテインメント・グループは、マカオ政府の社会福祉方針をサポートすべく高齢者向けの支援活動にも積極的に取り組んでいます。
直近では、例年甚大な被害がでる台風シーズンの到来を前に、マカオ政府、警察署、社会福祉保健局、高齢者向けのテレアシスタンスサービス Peng On Tung(以下ペン・オン・トゥング)などの関連組織と協力し、非常時の防災対策に関する講演とワークショップを含む啓発イベントを実施しました。
このイベントには、地域コミュニティから60名以上の高齢者とGEGのボランティアスタッフが参加しました。当日は、気象学者であるタム・チャン・ヴァイ氏が防災気象情報についての講演を行い、高潮時の防災対策や安全上の注意点を説明しました。ワークショップでは、参加者の防災準備の意識を高めるため、各地域の緊急避難所と各種施設の場所、災害時の支援サービス、一時集合場所、利用システムを紹介しました。
GEGスタッフはワークショップに先立ち、マカオ赤十字社において、フェイスマスク、タオル、スリッパ、レインコート、その他の防災必需品を入れた「ファミリーケア」キットの梱包作業に従事し、イベント終了後、ペン・オン・トゥングを利用している高齢者のみなさまのご自宅を訪問して直接手渡しました。
ペン・オン・トゥングのマネージャー代理であるラム・サット・カム氏は、「今回のイベントを通じて台風の防災対策の重要性を学んだという素晴らしいフィードバックを多くの参加者からいただきました。GEGボランティアスタッフには、高齢者のみなさまに大きな敬意と細やかな心遣いを示して下さったこと、ならびにこれまでの長年のサポートにも大変感謝しています」と述べました。
GEGは、今後も地域コミュニティと連携した様々な社会貢献活動を継続するとともに、従業員のボランティア活動を奨励していきます。日本国内においても、防災ワークショップの開催や自治体と連携した各種イベントの開催など、企業の社会的責任を積極的に果たし、さまざまな取り組みを通じて地域社会に貢献してまいります。