モナコとフェラーリは世界中のF1ファンのために最高のショーを
モナコの春はビックスポーツイベントの季節として知られ、4月は男子プロテニス四大大会に次ぐマスターズのひとつ「ロレックス・モンテカルロマスターズ」、5月はF1世界三大レース「モナコグランプリ」が毎年開催され、世界中から多くのファンを集めています。今年は残念ながらマスターズ・モンテカルロ大会が中止された一方で、F1では世界中のファンを楽しませるために、レーシングドライバー本人同士がVRで対戦する「F1 eスポーツバーチャルGP」が開催されました。これはコロナ感染防止として、モナコGPは60年の歴史の中で初めてのキャンセルとなりましたが、各国で外出自粛が続くなかの一服の清涼剤としてファンを楽しませました。
ギャラクシー・エンターテインメント・グループのパートナーであるモンテカルロSBMは、F1、マスターズ・モンテカルロ大会などの権威ある世界大会のみならず、フランスのサッカー1部リーグ「ASモナコ」においても、長期にわたりスポーツイベントのスポンサー活動を続け、地域への還元とともに、ワールドクラスのIR構築を実現しています。このF1のスポンサー支援はモンテカルロSBMにとってアイコニックな活動であり、例年この時期にはホテルやレストランからレースを観戦したり、レースの体験ブースや元F1レーサーとの対面セッションなど、様々な催し物が開催されます。
今回の「F1バーチャルGP」の開催にあわせ、フェラーリがモナコ出身でスクーデリア・フェラーリのNo.1パイロットのシャルル・ルクレールやモナコ大公アルベール2世公らが出演する短編映画「グラン・ランデブー(Le Grand Rendez-Vous)」を制作しました。この短編映画は、「男と女」でカンヌ国際映画祭最優秀賞およびアカデミー外国語映画賞を受賞したクロード・ルルーシュ監督が撮影。76年に撮ったフェラーリがパリの街を走るランデヴー(Rendez-Vous)のモナコ版ともいえます。カメラはルクレールが運転するフェラーリSF90ストラダーレが、モンテカルロSBMを出発したのち、モナコGPコースを走り、時速240kmに加速するシーンも捉えています。短編映画は以下よりご覧いただけます。
当日は、モナコ大公アルベール2世公のみならず、フェラーリのジョン・エルカーン会長、アンドレア・アルベール・ピエール・カシラギ王子、ベアトリーチェ・ボロメオ夫人もこの撮影セットを訪れました。モナコのロックダウン解除から間もなく撮影された本編ですが、衛生管理を徹底しながら進行し、バルコニーや通り沿いから時折楽しそうに見学する滞在客も見られました。来年の開催に向けて、早期にコロナが収束することを願うとともに、コミュニティの皆様の安全が回復し、最高のスポーツイベントを世界中のみなさまと楽しむ日を心待ちにしています。