ギャラクシー・エンターテインメント・グループ 日本-マカオ統合型リゾート・マネジメントを学ぶメンターシップ試験的制度を実施
【2018年7月30日】 – ギャラクシー・エンターテインメント・グループ(略称:GEG、香港ハンセン指数コード:2727)は、「GEG 日本-マカオ統合型リゾート・マネジメント・メンターシップ試験的制度」(以下「メンターシップ制度」)を実施することを発表しました。この制度は、GEGによって設立された非営利団体であるGEG基金、東洋大学(東京都文京区)とともに、マカオ大学の協力のもとでマカオにおいて行われます。
このメンターシップ制度は、日本にとって新しい産業となり、近い将来開業が見込まれる統合型リゾート(以下「IR」)の運営を学ぶことにおいて、日本の学術研究機関とその学生を支援するための初めての取り組みです。同時に、マカオの若者が海外、特に日本で同様の経験が出来る機会についても検討しています。GEGの持つIR運営の知識や経験と、日本の伝統的なサービス哲学といえる「おもてなし」の精神が、この制度によって相互に交換されることは、マカオのIR産業をより良いものにすることにも繋がります。
日本政府は2030年までに訪日観光客数の目標を6,000万人としており、IRがその牽引役になると期待されています。大規模なIRには数百もの職種があり、数千人の雇用を生み出します。このメンターシップ制度は、世界で最も成功を収めているIRであるギャラクシー・マカオがどのように開発・運営されているかを知ることで、日本における将来のIR産業のリーダーの育成を目指しています。
初年度は東洋大学国際観光学部から選ばれた学生が、8月に4週間にわたりマカオを訪れます。GEGでは、今後、日本の教育機関と協力して本制度を発展させていく予定です。
参加者は、マカオ大学の国際統合型リゾート管理プログラムの講師陣による講義に加えて、企業の社会的責任、ホスピタリティ産業、飲食部門、エンターテインメントやイベントのマネジメント、小売、人事、組織開発、トレーニングなどの題目や専門分野において、GEGの幹部社員によるメンタリング・セッションを通して、IRの運営について総合的に学びます。
GEG副会長のフランシス・ルイは、「GEG基金とマカオ大学と一緒に、持続可能で責任あるIR開発の哲学を、日本の将来のIR産業を支えるリーダーとなることを期待されている若い世代の人々と共有できることは非常に喜ばしいことです。私たちは次世代の成長を支援し、将来のキャリアのために最良の機会を提供したいと思っています。マカオおよびGEGがどのようにしてIRを成功させたか、そのビジョンや経験を共有することで、日本のIR導入に貢献したいと考えています。
同時に、マカオの若者が海外、特に日本で同様の経験が出来る機会についても検討しています。私たちは、責任ある企業市民として、この試験的制度を通して、マカオの若者が日本の「おもてなし」の哲学を深く理解できるよう、二国間でのメンターシップ制度を実施できることを願っています」と述べています。
マカオ大学工商管理学院院長ジャッキー・ソー教授は、「異文化学術交流の精神に基づき、マカオ大学の講師陣の持つIR産業の知見を、日本の学生に共有できるプログラムに協力できることを嬉しく思っています。このプログラムは参加する学生だけでなく、派遣する学術研究機関にとっても、今後独自のプログラムを開発する上で有益です」と述べています。